催し

微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点

京都大学21世紀COE

 
講演会・セミナー

 

21世紀COEプログラム「微生物機能の戦略的活用による生産基盤拠点」

大学院生を対象とした特別セミナー

平成17年2月18日 (金)
農学部総合館 W414講義室


Nematode spermatogenesis and phylogeny

Vladimir V. YUSHIN
(ロシア科学アカデミー極東支部 海洋生物学研究所)

連絡先:二井一禎(Tel: 2266)

 
 演者は、線虫を研究対象として動物の個体発生、中でも特に精子形成に重点をおいた研究を進めてきた。体長が1mmほどの線虫の精子形成を研究するために、高倍率の光学顕微鏡と透過型電子顕微鏡を用いた観察を行っている。特に透過型電子顕微鏡を用いて精子内の微小組織を観察し、精子の形成過程を詳細に解明する研究手法は国際的にも評価が高い。今回の講演では、本来の研究対象である海産線虫のみならず、広く土壌棲息性線虫や、昆虫寄生性線虫の精子形成過程とも比較考察し、線虫類の系統関係について解説をする。
 なお、講演に先立ち、演者が所属する海洋生物学研究所を紹介します。